感想。

全部オタクの感想です 解説はないです

映画ドラえもん のび太の地球交響楽 感想等

僕のフォロワー層に関する悲しい経緯


ネタバレあり!

概要

学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太

その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、
音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽【ファーレ】の殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。

ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人【ヴィルトゥオーゾ】を探していたのだった!

ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選び、ミッカと共に演奏することで、
少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。

しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってきて、地球にも危機が・・・!!

はたして、“音楽の未来”、そして地球を救うことができるのか!?

感想

ラストシーンにかけてめちゃくちゃ良かった・・・

タイトルが交響"曲"ではなく交響"楽"だった意味がひしひしと伝わってきました
音を/で楽しむのが音楽なんですよね・・・・

好きなところ

今日わ音楽がなかった(序盤のあらかじめ日記)

今回は日常の時間を結構長く取ってた気がします(日常と言うにはのび太のやらかし規模がデカすぎるだろ!)
あらかじめ日記の紹介というか、
「あらかじめ日記」というサブタイの一般回みたいなエピソードを展開し
あらかじめ日記のパワーと解釈の難しさを簡易的に説明、
更に音楽がもたらす力や日常への解け込み方も示されていました
あらかじめ日記初見にも優しく、逆に既知ならそういえばそんな道具だったなを感じられてよかったです。

ミッカとの出会い


ミッカ、めちゃくちゃ可愛かった
萌えのオタクは見に行ったほうがいいですよ!!!

ミッカ自体にはキャラとして触れるとして
初めて出会ったシーン、
あんなにバカにされてもう見るのも嫌になるぐらいのリコーダーを
一人で河川敷で練習するのび太に惹かれるミッカという流れが良くて・・・
ここを振り返るとのび太の運命の楽器がリコーダーなのも納得なんですよね

音楽

音"楽"が徹底されていました

ちょっとCMで見えてたしずかちゃんバイオリンじゃないんだとかみんなそんな演奏できるの?
みたいな疑問に対して映画オリジナルの道具「音楽家ライセンス」がちょうどいい秘密道具でしたね
楽器に自我を与えて一緒に成長していく過程が心地よく、
カードの端っこにキーホルダーとしてちっちゃく携帯出来るアイデアも素敵~

壊れたドラえもんを救うシーンではジャイアンスネ夫の音が喧嘩し合ったり
のび太の音が邪魔だと言われるんですが
ドラえもんを直したいというのび太の思いに応えたジャイアンスネ夫しずかちゃんが
その思いの下で4人の気持ちが揃って音を楽しみドラえもんが救われる、ここのシーンがホントに好き・・・

そして何と言っても終盤の地球中の音が交ざって音楽になるところ、ここで地球交響楽!!!!!!と思わず叫びそうになりました
それまで音楽の殿堂組で演奏する曲名が地球交響楽と名付けられてたんですが真のタイトルの意味がここにあったのか!と・・・
そして何より音を聞くのが本当に楽しいんですよね
楽器や歌だけじゃなく包丁で刻む音や虫の鳴き声など日常の音全てが音楽として流れる様は何度でも聞きたいですね
「夢をかなえてドラえもん」が1フレーズだけ挿入されたのは本当に良い塩梅でここは思わず声出てたかもしれません
声出てたら同じ劇場の人ごめんね!

伏線回収

ノイズを退けるラストシーン
音と宇宙で連想することといえば「宇宙で音は響かない」こと
テキオー灯有りとはいえ宇宙に放り出されこのまま何も出来ないかと思われたところで
のび太が間違えて記載してたあらかじめ日記と
リコーダーを忘れてきたお風呂に設定された時空間チェンジャーによる
宇宙空間をお風呂場にすることで攻勢逆転する展開、
完全にやられた!となりましたね
のび太が風呂で歌ったりリコーダーを練習したりする描写があるからこそ
音が響き渡る空間で勝つのが本当にエモな展開でした

他には歌姫ミーナは現実の歌手のパロか何かかな?と思ったら重要人物だった(名前や髪色で気づけた)し
白鳥の骨なんかも完全に意識外でした
"4万年前"というワードでムシーカ星と紐付けられたはずなのに虚を突かれ完全に脱帽・・・

近年のドラえもんはこういうところがめちゃくちゃテクニカルになってきて毎年楽しみな要素の一つですね

キャラクター

ミッカ

可愛い!!!!!!!!!
可愛すぎる!!!!!!!
一番ヘキを感じたのは寝姿の1カットです ヤバすぎる

ゲストキャラによくある悲しい一面なんですが
だいたいドラえもん映画のゲストキャラはそこに関係する誰かが捕まってたり操られたりするんですが
今回はただ一人の生き残りだったんですよね つまり全員死んでる(他はロボ)
お墓のシーンでのび太の服を握って不安がりながらもみんなの前で知ってたよと強がるシーンはグッと来ました

終盤で明かされた双子の姉妹も時代が違ったのでコールドスリープしてたミッカではもう会えない・・・
けどもミーナと会えたこと、笛を受け取ったこと、最後にミーナお姉ちゃん呼びのお手紙つきで返したところ
ここは救いで良かったなって・・・・

最後の最後でのほほん眼鏡をやめてのび太お兄ちゃん呼び、ホントにズルいな~~~~~~

ちょっと声優っぽさがないけど確実に上手さはあるので調べたら13歳のデビュー作でした すごい・・・

のび太が宿題やってるシーンでチャペックと一緒にはやく!はやく!って言ってるところホント好き

チャペック

苦労人兼めちゃくちゃがんばったで賞

かなりまっすぐな付き人でありつつも自分の夢である作曲がめちゃくちゃ活きたものすごい功労者でした
お墓のシーンのミッカにバレちゃうみたいな不安の表情、ミッカを楽しませてきたんだろうなって・・・

地球の楽器にやかんや目覚ましを混ぜるくらい地球のことはわからないのに
地球の音楽に触れて作曲してたのが本当にえらい!!!!
これが最後の決め手となる楽曲なのも良い・・・ ありがとうこっちを採用してくれたヴェントー先生・・・

ロボットたち

みんないい人!おんさで喋ってる(?)バッチ先生のギミックが結構好き
ワークナーはオペラで喋ってるんですがセリフに即興でワーグナーのメロディを入れていたらしいです
声優じゃないのに即興!?すごいぜ石丸幹二さん・・・・

ゲスト声優全員違和感なく素晴らしかったですね
猫と芸人とじいちゃんはパンフ見てから気づいた・・・

ドラえもん

2年連続で無力化されてる!
今作もヒロインで良かったね
ヴェントー先生を直す技師みたいなスキル毎年見てる気がする
最後はあらかじめ日記の強制力があるとはいえ
「なんかないかなんかないか」自体が活躍するのかなり珍しかったですね

ドラえもんが勝手にみんなのおもちゃ動かすのどうなんだと思ったけどみんな楽しそうだったからまあ良いか!

のび太


「音が・・・音楽が・・・!」

「の」の音を出したりミッカと仲良くなったりドラえもんを救ったり
道具使わずかなり頑張った!
中盤から自分もうまくなりたくて風呂で練習するシーンが僕らとドラえもんにしかわからないの、良いよね・・・・

しずかちゃん

ピアノでもバイオリンでもないんだ・・・
と思ったけどマリンバの描写でピアノはほぼ打楽器ってことに気づいたし学校で弾くシーンもあってよかった
逆にバイオリンはジャイアンの歌並みの音響兵器なので触れなくてよかったということで・・・
EDでママがビビってた
 

スネ夫

今回命知らずで何回もジャイアン貶してジャイアンに数回ボコされてたのなんだったんだよ!
「の」の音を名付けた本人です

ジャイアン

「まだ終わってねえぜ!」

音痴なのにリコーダーは吹けるんだ・・・
でもチューバがすごい上手いってのは本当かは知らないけど謎の説得力が有りましたね
ドラえもんを救うための演奏でジャイアンが無言で参加するところかなり良かったな~~

宇宙空間でジャイアンが冒頭のセリフで飛んでくるところ好き!

ノイズ

こ、怖すぎ!!!
子供の頃見てたらまあトラウマだったと思う
意思なくて本能で飲み込んでくる無機質な有機物、やだよ~~~
去年からだけどちょっとトラウマ要素も頑張ろうとしてるきらいがあると思います

まとめ

今までになかった題材の音楽ということで
めちゃくちゃ期待して映画館もチネチッタの音響強いシネマ選んだんだけど
ハードル越えてくれて本当に良かった・・・
みんなも、春はドラえもん!しよう!

おまけ 神PVが存在するので見てください ありがとうVaundyさん
youtu.be